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もも動物クリニック 林 賢太郎院長にインタビュー

いい治療をするには、お互いが理解しあうことが大切です!

 

昔飼っていた猫が獣医になるきっかけだったと仰っていましたが!

そうなんです(笑)
小学生の時に僕が猫を獣医さんに連れて行っていて、その時に「獣医っていいなぁ」って思ったのがきっかけですね。

 

もも動物クリニック 林 賢太郎院長 1

 

 

小さい時は大抵が親御さんと一緒だと思うのですが、
先生はお一人で動物病院に行かれてたんですね。

普通そうですよね(笑)
うちの病院でもまず小学生が一人では来ませんね。
熱望してきたわけではないのですが、その頃からブレずにきましたね(笑)

 

院名の「もも」の由来は?

昔飼っていた「パグ」の名前から取りました。
自分の苗字がいいかと、考えましたがちょっと恥ずかしかったので・・・
「もも」がいいなぁ親しみ易いしって感じで(笑)

 

確かに親しみ易いですね(笑)

よく犬派、猫派って言うじゃないですか!
僕はずっと猫を飼っていたので自分では猫派だと思っていたんですが、ハマっちゃって可愛くてしょうがなかったですね、ももは(笑)

 

ももちゃんのどこにハマりました?

パグという犬種もあったんでしょうがももの個性もですよね。
こういっちゃなんですが他の犬より可愛いくて(笑)
そこまで犬を可愛いと思ったのがその時が初めてでした!

 

飼い主さんに対して心掛けていることありますか?

理解し合うように心掛けています。
病気できて、その病気がこれをやれば100%治るとなれば、それをやればいいわけですが中々そうはいきません。
いい治療をするには、お互いに「理解し合うこと」が大事だと思っています。

 

理解し合うですか? 
その為に具体的にどうされていますか?

まずは飼い主さんが気軽に僕に言いたいことを言える雰囲気にしています。
「先生的なオーラ」を出さないようにしていますね(笑)

 

大抵先生はオーラはありますよね。

僕も病院に行った時に「この先生、話づらいなぁ」って時はありますよ。
そこを超えればいいんですけど、やっぱりそれは通わないと分からないですから。
初めの段階で話し易く、なるべく「間」をとってあげてますね(笑)

 

まずは話し易い先生がいいですね!
先生のご趣味は何ですか?

ウィンドサーフィンは開業前、勤務医の時は良くしていましたね(笑)
開業して2年ぐらいしていましたけど、ここ10年は出来ていないですね。

 

もも動物クリニック 林 賢太郎院長 2

 

 

カッコいいですね!ウィンドサーフィンって。
学生の時からやっていたんですか?

学生の時はバックパッカーでした。
海外に一人貧乏旅行で行っていましたね(笑)
東南アジア、ネパール、インド、タイとか。

 

リュック一つで行く旅行ですよね?

そうです。
いつ出発していつ帰ってくるかの予定だけ立てて行くやつです。
あの国に行ったら次はあの国だ~とか計画はとても大雑把なものでしたね。

 

周りの友達にもいたんですか?

一人旅っていうと研究室の先輩もしていましたけど、その人はヒマラヤとか登っていました。
その先輩の影響ではなかったけど「非日常的」を求めていたんでしょうね(笑)

 

大学の勉強忙しい中いつ行っていました?

その旅行を知ってからは勉強より旅行が優先でした(笑)
夏休みの半分を海外で過ごしたりしてましたね。

 

いくら貧乏旅行とは言っても・・
結構お金もかかりましたよね?

インドに2ヵ月の滞在だけで当時は15万円ぐらいでした。
1日1000円使うか使わないかでしたから。
向こうに行ったら同じように旅をしている人がいて、その人達が使う「ドミトリー」という宿泊施設があるんですよ(笑)
安い大部屋のある宿が。

 

色々な国を見てこられたようですが
他に今、何に興味がありますか?

バレーを見るのが好きなんです。踊るやつですよ(笑)
一度ヨーロッパの本格的なクラシックバレーを見て観たいですね。

 

何か素敵ですね(笑)
クラシックバレーを好きになったきっかけは何ですか?

クラシックの音楽が好きだったのがきっかけです。
2,3百年淘汰されながらも残ってきた音楽なんです。
今残っているということがやっぱり凄いですよね(笑)

 

これから飼おうとする人へメッセージをお願いします。

家族に限って言うとお子さんと一緒にペットショップに行って、お子さんが「飼いたいっ!飼いたいっ!」って言うから、「じゃあ飼おう」になるのが多いと思いますが、子供にあまり期待しないことですね!

 

子供に期待しないことですか?

そうです。
「世話」を子供に期待しないということです(笑)
いくら子供が世話をすると言ったって親御さんの方が世話をして、親御さんが飼うつもりで「子供の為」に飼って欲しいです。親御さんもそんなに飼いたかったわけじゃないからって、その結果、動物がほっとかれているケースもたまにあります。
それでは本当に動物が可哀相なんです。
逆に言えば、子供が欲しいって言ってもご自分が飼いたくなかったら、飼わないほうがいいかもしれませんね。

 

病院の展望はありますか?

レベルの高い掛かり付け医になることです。
その為には、来てくれた患者さんが重病でもそうでなくても、うちで対応が出来なければ「ここに紹介すればいい」とか、病気によって適切な紹介が出来るようになりたいです。
これは飼い主さんが分からない知識だと思いますので、うちに来てもらえれば「一番良い方法」を選択してあげれるようになりたいですね。

 

もも動物クリニック 林 賢太郎院長 3

 

 

例えばどのようなことですか?

例えば10歳、15歳の犬がいて、同じ癌だとしても、10歳の犬に対する癌の治療と15歳の子に対する治療は違うんです。

 

そうですよね。

教科書を読めば癌に対する治療のことは勿論書いてあります。
ただその中でどういった治療をしたらいいのか、または「治療しない」という選択肢もあるんです。

 

「治療しない」という選択肢ですか?

そうです。どの選択肢を選ぶかというのは、飼い主さんのお考えもあるし、こちらの考えもあるし、また「口の聞けない動物」の考えもあるんです。

言い方がおかしいかもしれませんが「医療を売る」わけですから、飼い主さんに納得してもらわなければいけません。
でも、「治療しない」という選択肢もその動物にとって、最善ということもあります。
なので、いろんな選択肢を与えられる「レベルの高い掛かり付け医」になりたいですね(笑)

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保護犬、保護猫を家族に迎えるという選択肢を!

2015月07月病院の情報

病院名 もも動物クリニック
院長名 林 賢太郎院長
住所 〒247-0033 神奈川県横浜市栄区桂台中15-2
最寄り駅 JR根岸線 港南台駅1番乗り場から桂台中央行きのバスに乗り桂山公園下車 徒歩1分
電話番号 045-893-1411
診療時間 午前 9:00~12:00 午後15:00~19:00
休診日 水曜日
診療対象動物 犬、猫、ハムスター、ウサギ、フェレットなどの小動物
その他 トリミング、ペットホテル
ホームページ http://www.momo-ac.com/