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MOMOペットクリニック 大巻 正弘院長にインタビュー

動物たちの生きようとする生命力がすばらしい!

 

院名のMOMOの由来を教えてください?

実は僕の家族のイニシャルが全員「MO」なんです。
開業当時、わんちゃんで1番多い名前も確か「もも」だったんですよね。
MOは「も」だなぁと。じゃMOMOだ~!って。
漢字だと親戚のおばさんに画数がダメとか言われて。。
MOMOペットクリニックにしました。

 

なるほど。
てっきり先生が桃好きだったのかと!

そうじゃないんですけど、以前この病院が立っている道沿いに桃の木があったんですよ。

 

本当ですか??

そうなんですよ(笑)
大きくなって通行の妨げになるということで、もう伐採されましたけど本当に偶然で!
東京に桃の木があることも珍しいですから、何か縁でもあるのかなと思っています(笑)

 

MOMOペットクリニック 大巻 正弘院長 1

 

 

運命ですね、きっと!!
先生は動物との縁はいつからですか?

そうですね。
母は動物大好きでしたが、おばあちゃんが「飼ってはダメ!」だったので家で飼えなかったのですが、小さい時から動物は好きでしたね。

 

そうですか。
近所の野良猫と遊んだりして?

良く拾ってきてました(笑)
小学校の時、兄と公園から猫を拾ってきて部屋に入れて世話をしていたら家族に見つかって、「捨ててこい!」とか言われて。。

 

行動が可愛いですね(笑)

学校帰りに、「仔犬差し上げます」の貼り紙のお家に行って、これもまた家族の了解を得ずに仔犬をもらってきて、結局、その日のうちに見つかって親と一緒に謝りに行ったりですとか(笑)

 

真っ直ぐな子でしたね!
ずっと部屋で世話しようと思っていたんでしょうね。

そうですよね。
その時はこっそりご飯をあげて育てようと思っていたんでしょうね。
飼いたいけど飼えなくて、それじゃ何か動物に携わる仕事に就きたいなあと思うようになったんです。

 

獣医への道が始まりましたね。
小さい時はどんなお子さんでした?

小学校の時はいつも立たされていましたね(笑)
高校は理系だったのですが、物理が全くわからなかったんです。
受験間際の3年生の途中で本当についていけなくて、その時流行っていた心理学を目指して勉強をするようになりました。

 

心理学ですか?

そうなんです。
受けた大学の受験は、そのほとんどが心理学科なんですけど、その中に獣医学科があったのでそれも願書を出したんです。
そして、結局受かったのが獣医学科だったんです!(笑)

 

なるほど。
初めての病院勤めは大変でした?

かなり大変でしたね。
診察が22時頃までやって、そこから手術が2件とか入っているんです。
全て終わるのが深夜の2時、3時でしたから。
大変でしたけど毎日点滴で来る高齢の方に「頑張ってね」って励まされていましたね(笑)

 

飼い主さんから見てもハードだったんでしょうね。
今、飼われている動物はいますか?

わんちゃん3匹とねこちゃん4匹がいます。
わんちゃんはボランティアさんから引き取りました。
ブリーダーさんから保険所に行ってしまうというわんちゃんでした。
ねこちゃんは娘が拾ってきて(笑)

 

親譲りですね!

そうですね(笑)
病院の中で自由に放し飼いをしています。
たまに機材にウンチされちゃいますけど(笑)

 

自由すぎです!
動物を「飼う」ということでお伝えしたいことはありますか?

動物を飼う時は、しっかり責任を持って飼ってもらいたいです。
その子の「最後」を思い浮かべて飼えるかどうかですね。

衝動買いは絶対にダメです。
どうしても飼えなくなったら新しい飼い主さんを探すことをしてもらいたいです。
それは最低限のことです。

 

そうですね。
ありがとうございます。
今、スタッフさんは何名ですか?

獣医師は私で、あと看護士さん2名、臨時トリマーさん1名です。
食事には良く行きますよ。
狂犬病お疲れ様会、フィラリアお疲れ様会とかいう感じで。

 

基本、お疲れ様会ですね(笑)
一緒に働くスタッフはどんな人がいいですか?

そうですねぇ。
一緒に働いてくれるスタッフは、「優しい人」がいいです。
人間にも動物にも。
あと真面目な方ですかね。

 

MOMOペットクリニック 大巻正弘院長 2

 

 

 

特に印象に残っている子はいますか?

胸のリンパ腫の子がいますが、抗がん剤治療でもう1年半ぐらい生きてくれています。
家族の方も一生懸命で1度抗がん剤で急激に具合が悪くなったのですが、それでも毎日通院していただいて、それを乗り越えて今は再発はしていません。
3ヵ月おきのチェックで来ていただいていますが、その子は印象に残っていますね。

 

ご家族の方と一緒に一生懸命治療した子ですね。

そうですね。
あとは生後2ヵ月ぐらいのねこちゃんです。
うちに来た時にはお腹がパンパンに張っちゃってて。
腹水がたまって余命1ヵ月以内の命と宣告された子です。

 

余命1ヵ月以内ですか?

知り合いの病院である程度、検査結果も出ていたのですが、再度、検査してみたらたぶん尿が出ているんじゃないかと思ってお腹を開けさせてもらいました。
思った通り、開けてみると尿がたまっていたので、それを取り除いてあげる治療をしました。

 

ねこちゃんの苦しい原因が見つかって本当に良かったですね。
それでそのねこちゃんは?

飼い主さんの懸命な看護もあって、それから1年も元気に暮らしています。
期限を宣告されてからですから、本当に頑張りました。

 

獣医になって一番良かったことは何ですか?

病気を治せたということは勿論ですが、その動物達の「生きよう」という生命力を強く感じられる時ですね(笑)

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2015月07月病院の情報

病院名 MOMOペットクリニック
院長名 大巻 正弘
住所 〒113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1
最寄り駅 JR山手線 京浜東北線 田端駅 徒歩12分
電話番号 03-5832-6060
診療時間 (月・火・水・金・土) 午前9:00~12:30  午後4:00~7:00 (日・祝)午前9:00~12:30
休診日 木曜日
診療対象動物 犬、猫
その他 トリミング、ホテル(お預かり)
ホームページ http://momopetc.com/