ひまわり動物病院 川上 由紀 院長にインタビュー
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※ この画面を印刷して医院までお持ちください。
「とりあえず、ひまわり先生に聞いてこよう!」を目指しています!
小さい時はどんな動物を飼われていたんですか?
実は飼っていないんです。
父が転勤族だったので私は小学校を4つ通っているんです。
とても動物を飼える環境ではなかったので、集合住宅の裏でこっそり猫に餌付けをしていました(笑)
家に入れたりして?
こっそり餌付けをしていたのを両親も黙認はしていましたが、社宅のような住宅だったので家の中には入れなかったですね。
いいご両親ですね。
そうですよね。
4年生の頃ですが初めてお小遣いをもらったんです。たしか数百円でしたね。
そのお金で習い事の帰りに初めて買ったのが「猫缶」だったんです。
それを見た母親が「あなたは真っ直ぐ育っている!」と言ってくれてすごく喜んでいましたね(笑)
それから母親と一緒に缶詰をあげにいきました。。。
今は、外の猫に餌を与えることには反対なんですけどね。
昔から動物が好きなお子さんだったんですね。
母親に聞いたら、私が初めて幼稚園で画用紙に描いた絵が「馬」だったらしいんです。
その時にどうして描いたかわかりません。学生の時に馬術部にも入ったこともあるんですが。
馬ですか? 何かテレビの影響ですかね?
それは分からないんです。
小学校の時、登校前に早起きしていつも町内を一周していました。
犬を飼っている家を一軒一軒覚えていましたのでその子達を触りにいくんです。
本当はダメなんですけど煮干しとか持って行って、あげてましたね(笑)
変な小学生でした。
いつぐらいから獣医になろうと思いました?
中学生になってからははっきり「獣医になるんだ!」と自覚していましたね。
私は絶対獣医になるんだ!って。
そのころには一軒家に住んでいて沢山の猫を飼っていましたから、なおさらですね。
そこからブレずにですか?
いいえ! ぶれました。。。
高校は私立の大学付属で、大学では獣医学部がなかったので法学部に入りました。
そこは馬術部もあったので。
それから、麻布大学に2年生から編入で入りました。
親にも黙って編入試験を受けて、受かっちゃったんで~という感じでした。
黙ってですか?
そうですね(笑)
まさか受かるとは思ってなくて。
本当に申し訳なくそ~っと合格通知を出したらすごく怒られましたけど。。。
普通はそうでしょうね(笑)
高校に入ってから両親に「このまま行ったら私獣医になれないよ」って。
なので大学に入る時も「一応入るけど必ず受け直すから!」って言ってはあったんですけどね。
ホームページに「白衣は極力着ない」と書いてありましたが。
「白いもの」を着ないってことです。
白衣を着た病院でトラウマを受けた子は「白衣」を見ただけで、それが男性でも女性でも怯えてしまいます。
細かい心遣いですね。
動物のこともありますが飼い主さんへの想いもあります。
白衣をきているだけで「とっつきにくい」「話しづらい」って萎縮してしまう方もいらっしゃるようなので。
診察中に距離を縮める為なんですね。
そうですね。
私は下町のおばちゃんなので同じような感覚で接してもらったほうが私も話しやすいですから。
上品でキラキラした先生を望まれる方にとっては、私は期待はずれでしょうね(笑)
地域密着のホームドクターですね!
高度なことが出来る訳でもないので。
じっくり診て、手に負える病気か負えない病気かを見極めるのが私の仕事なんです。
他に診察で心掛けていることはありますか?
とにかく飼い主さんから症状に関する情報をもらい易い環境作りをしています。
具体的にどんなことですか?
立ったままの診察ではなく、まずは椅子にかけてもらいます。
深刻な病気ではない限り雑談もたくさんしますね。
小学校のママさん達やご近所の方もいらっしゃるので学校の話とか「あそこにいいお店出来たよ!」とか。
みなさんから情報をもらっています(笑)
気軽に来れちゃう動物病院ですね(笑)
人気者の先生はたくさん趣味もありそうですね?
そんなことないですけど、いろいろなことに顔を突っ込んでいますよ(笑)
今一押しは何ですか?
カメラです!
撮っているのは「花」とか、里親募集の「猫ちゃん」とか。
里親募集のポスターを作ったりしてますね。
カメラにハマったきっかけは何ですか?
単純にかっこいいじゃないですか、カメラって!
あとは娘の運動会ですね。初めのうちはデジカメで頑張っていたんですがうまく撮れなくて。
撮った写真はホームページやFacebookの素材にしたりしてます。
あとはパソコンのメモリーを圧迫させている感じです(汗)
LINEスタンプも作っているんですね?
そうですね。私、暇な時には良く落書きをするので。
スタッフに「先生、そんなに絵描くのが好きならラインスタンプ作れば!」って言われて。
このモデルの三毛猫は?
可愛いでしょう~!
稲毛海岸の駅前の交番の横で目ヤニで目がぐちょぐちょになっていたのをちょいっ!と
拾ったんで「ちょい子」なんです(笑)
分かり易いです!
通行人の方が「子猫が鳴いているんですがどうしたらいいですか?」なんて連絡してきて。
「それじゃ昼休みに見に行きます。通報ありがとうございました!」って言ったら、 「じゃ僕お昼までそこで見ています!」って言うもんですから。。
すぐ行くしかないですよね(笑)
じゃ今から行きますって感じで、この子とは出会いました。
面白い柄してますね^^
そうでしょう!
稲妻が走ってるんです。強そうでしょ(笑)
実際、気が強いです。くにおをやっつけますから。
あっ!くにおとはうちの雑種犬のことですけど。
昔からよく拾ってたんですね。
そうですね。
猫拾ったり、カラス拾ったり。
カラスを拾うんですか?
そうです!カラスを拾ったこともあります。その子は片方の羽根がなかったんです。
綺麗に切断されていたのできっと人に保護されていたんでしょうね。
それがピョンコピョンコしていたんで迷わず抱えて帰りました(笑)
拾うのは先生の本能ですね(笑)
でも暴れますよね。いきなり人間に掴まれたら。
そうですね。
カーカー暴れるのでくちばし捕まえて帰りました!
車にひかれちゃったら、猫にやられちゃったったらなんて考えてたら体が勝手に・・・
「落ちていて健全じゃない動物は拾う!」という本能がありましたから(笑)
家にカラスを連れて行ってご両親の反応は?
うちの親は私の拾い癖を一度もダメと言ったことはないんです。
「またかぁ~!」って目で見てましたけど・・
鳴き声凄そうですけどカラスって。
さすがにうるさかったですね(笑)
元気になったら更にうるさくて!
近所のおばさんに「由紀ちゃん今度は何を拾ってきたの~?」なんて言われてましたね(笑)
まわりの人の理解もあっていい環境でしたね。
本当にそうだった思います。
常日頃から人間以外の「命」に触れ合う機会があればいいと思っています。
そしたら「傷ついた動物がいました!」「こうしたら大丈夫だよね。」なんてことが、
自然に子供でも身に着くことだと思っています。
当たり前の環境がなくなっていますね。
子供達が変わってきてますね。
小学校低学年くらいですでにネットゲームなどのバーチャルの世界が当たり前。
命に対する考え方が少しおかしくなっていると思います。
そんなことを感じたことは最近ありましたか?
以前、若い親御さんとお子さんでわんちゃんを連れて来ました。
その子は診察台にわんちゃんを投げるんです。
犬にも痛みがあるとか感情があるとか分かってないんじゃないかなぁと思いましたね。
2回投げましたから。さすがにその時は怒りましたよ!
一緒に暮らしているけど触れ合い方がわからないんですね。
分からないまま飼っちゃったんでしょうね。
きっとそうでしょう。
私がくにおを散歩させていると小さい子供が「ワンワン!ワンワン!」と言って、
近寄って来るのですが、わんちゃんに触れない子が多いんです。
「この子絶対噛まないから大丈夫だよ」って言ってもまず触れないんです。
無意識に興味はあるんですけどね。
やっぱり触れ合い方が分からないんですよね。
その子供が悪いのではなく「触れ合う機会」がないんです。
だから彼らに「犬はどこにいますか?」って聞くと即答で「ペットショップ」と答えるわけですよ。
知らないんですからそれが当たり前ですよね。
そうですね。
是非動物と一緒に暮らして欲しい。
その為には正しい知識を持った大人がいないといけないんです。
そうですね。
その為にも動物病院には、もっともっと近い存在になってもらわないといけないですね。
その通りです。将来、私の体が自由が利かなくなったりして手術が出来なくなったら、私は絶対「子供教育」方面に行くんです!
子供達に動物について教えたり触れ合わせたり、読み聞かせなどをしていきたいと思っています。
先生はどんな本に出会いました?
「動物記」というものは全て読みました!
シートン動物記、椋鳩十、ドリトル先生、ヘリオット先生など全部読みましたね。
飼えないうっぷんを本で解消していました。
特にお気に入りの本はありますか?
特に椋鳩十さんの「まことの強さ」というわんちゃんの物語がお気に入りです。
猫もそうですけど特に犬は本当に無償の愛情をくれる動物じゃないですか!
「犬ってそんなに人間を愛してくれるんだぁ」って子供の頃に憧れがありました。
本からでも十分伝わりますね。
そうですね。
今の国語の教科書からは「動物記」のようなものが消えつつあります。
なので「文学」からでもいいから子供達に伝えていきたいですね。
ホームページに「お子様連れでもお気兼ねなくご来院を」と書いてありましたが?
それはもちろん、私が子育て中で、子供が大好きだからということもあるのですが、 是非、子供達に診察風景を見てもらいたいんです。
友達であり、兄弟でもある動物が怖い思いを我慢して診察を受けている光景は、きっと 子供達のこれからの成長に良い影響を与えると思うからなんです。
そして獣医師と真剣に話し合うご両親の姿も、同様に見てもらいたいんです。
素晴らしいお考えですね!!
そしてその中で、私のように「獣医さんになりたいなぁ」と思ってくれる子供が一人でもいたら、それはとてもとても幸せなことですから(笑)
最高ですね!(笑)
それに飼い主さんは「どうしよう病院に行くべき?様子見てみる?」と悩むことが多いようです。
そうですね。
動物病院は気軽に行ってみようかという場所じゃないですからね。
そんな時、お買い物帰りにでも相談しに寄れるような病院ならいいなぁと思うんです。
実際、当院には動物を連れずにお買い物帰りにレジ袋を下げてくる方も結構いらっしゃいます。
良いですね!
時間があれば私が直接お話しさせて頂きますし、忙しければ看護士が伺って「これはマズい!」 ということであればすぐに私に伝えてくれます。
スタッフに恵まれているからこそ出来ることだと思っています。
「悩む前に気軽に相談」ということで事なきを得た子もたくさんいるんです。
本当の掛かり付け医ですね!!
高度な医療は専門の先生に任せて「とりあえず、ひまわり先生に聞いてこよう!」と、慕って頂けるように頑張ろうと思っています!(笑)
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犬猫を飼う前に!
保護犬、保護猫を家族に迎えるという選択肢を!
2015月07月病院の情報
病院名 | ひまわり動物病院 |
院長名 | 川上 由紀 院長 |
住所 | 〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町2-11-9 |
最寄り駅 | 都営新宿線 篠崎駅北口徒歩5分 |
電話番号 | 03-3677-9981 |
診療時間 | (月)、(火)午前9:00~12:00/午後15:00~17:30 (木)~(土)午前9:00~12:00/午後15:00~19:00 |
休診日 | 水曜日・日曜日 |
診療対象動物 | 犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスター |
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ホームページ | http://www.himawariah.com/ |