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みなみ小金井動物病院 木村 太院長にインタビュー


・飼育相談
・健康チェック
・爪切り
・肛門腺絞り

※ この画面を印刷して医院までお持ちください。

主役は動物と飼い主さん。獣医は黒子です!

 

院内が通りから覗ける造りなんですね?

そうなんです。
病院をブラックボックスにはしたくなかったので、外から「何やってるんだろう?」と覗けるようにしました。

敷居の低い病院にしたいと思っています。
ちょっとしたことでもフラリと来れる動物病院です。
病気が酷くなる前に来てもらって早く治してもらう。
それが理想ですね。

 

みなみ小金井動物病院 木村 太院長 1

 

 

里親募集のチラシが外にあって、あれなら通りがかりに見てくれますね。

あそこに貼ると全然関係ない人も見てくれるんですよ。
そこは病院は仲介していなくて「場」をお貸ししている感じですね。

 

いいですね。

病院の待合室で面談が始まって、新しい飼い主さんが決まることもあるんです。
地域の方が集う場所で喜ばれていると、それを見ているだけで嬉しいですね(笑)

 

地域の憩いの場みたいでいいですね(笑)
先生はどのタイミングで開院しようと思ったんですか?

初めに3年間働かせてもらった足立区の病院が全てでしたね。
診察する数がとにかく多くて。
そこでは、上にも、下にも凄い先生がいて、開院しようなんて考えることも出来なかったです。

 

次の病院の後ですか?

そうです。
それから次の病院で3年間働いてからですね。
「これならいけるかな」という自信が出てきました。
うちの妻も獣医で、僕と同じ経歴で、自分達の「理想の医療」をしていきたい!、という思いから2人で開業しました。

 

そうですか。
この場所は自然も綺麗ですね!

そうなんです。
ご覧の通り道も綺麗ですし仕事がしやすい環境なんだろうなと。
1年半ぐらい場所を探して、自分達の理想と100%以上合致したのがここなんです。

 

病院のスタイルを教えてください。

妻は同級生ですし、うちは院長とかないんです。
うちの特徴はなんだろうと良く話しをするんですけど、「普通なところじゃない!」って。
無茶もしないし、専門的なとこにも走らない。

 

普通なところですか?

そうです。「普通なところ」です。
患者さんが病院にくると「自分の患者さん」とイメージになることが多いと思います。
だけどそうじゃなくて、その患者さんには患者さんの世界があって、病院に来ることなんて、生活の中の「ほんのちょっと」なのかなぁと思っています。

 

みなみ小金井動物病院 木村 太院長 2

 

 

なるほど。
本当に一部ですね。

僕達、獣医の生活はそれが全てになっているので、そのことに気付かないと押し付けてしまうんです。
病院に来て話していることはその人の全てではなくて、病気になってくる動物も動物自身の生活があるんです。
「自分たちが治してあげている」というような感じになりがちですが、そんなことは全然ないんです。

 

今後は病院をどのようにしたいですか?

分院を作っていきたいと思っています。
父親が小平で病院をやっていますが、もう高齢ですし、そろそろ引退かなと。
なので小平で病院を作りたいと思っています。

 

そうですか。

それと猫の専門の病院を作りたいですね(笑)
猫は犬が来ると大変じゃないですか!
かなり怯えちゃっていますから。
猫の飼い主さんが来やすい病院で、親しみやすく「家っぽく」したいと思っています。

 

猫専門はいいですね(笑) 
小さい時から身近に動物がいたんですか?

そうですね。
犬、鶏、猫、チャボがいたり。
鶏は元々、祭りの夜店で買ったもので、ずっと放し飼いでしたね。
隣の家に飛んでってうんちしたりしてました(笑)
名前は「トット」と「チッチ」。
面倒みて飼っていたというより「環境にいた!」って感じでしたね。

 

トライアスロンをされているんですね!

2年前に体重が90キロになって、その時に脂肪肝を宣告されて・・(笑)
「これは、大変だ!」と思ってネットで検索して、エントリーをしたのが始まりです。
それから自転車買って、トレーニングを始めました。

 

初めてはどこの大会ですか?

初めて出場したのは館山の大会です。
来年は「京都マラソン」に当選したので、ランを一生懸命練習しています。
3種目で一番得意なのはランですかね。
フルマラソンのタイムは3時間49分です。
目標、3時間30分を目指して今練習しています。
専ら練習はアップダウンの負荷がちょうどいい稲城の山を走っています(笑)

 

アスリートですね!
それ以外に今、ハマっていることはありますか?

お友達とお酒交えたおしゃべり飲み会ですね!
最近は子供の繋がりの親御さんとか、なんとなく知り合った人たちと、ご飯食べながらお酒飲んでいる時が、「もうこれしかないだろう!」と至福の時なんです(笑)

 

HP拝見しましたが受付の方が「パペットセラピー」なんですか?
何か楽しそうです!

腹話術の人形を使ったセラピーをしている方なんですが、その世界では凄い人なんですよ。
うちに面接に来た時に、「先生ちょっと見てください!」って、わんちゃんの人形を取り出して、「ワンッワンッ」ってわんちゃんの動きそっくりに人形を動かして(笑)

 

みなみ小金井動物病院 木村 太院長 3

 

 

腹話術ですか(笑)
親しみやすい病院って感じですね。

飼い主さんへの配慮も細かくて、完全な医療者としてではなく受付をやってくれるので、そこでも病院への敷居が低くなって良かったと思っています。

 

診察で心掛けていることはありますか?

「黒子」みたいな役割でいいんじゃないかなと思ってやっています。
飼い主さんと動物が主役で、獣医は裏方で補佐をしている感じ。
獣医は治しているんじゃなくて、飼い主さんと動物の生活を「ちょこっと支えている感じ」なんだろうと思っています。
そんな立ち位置でいたいです。

 

なるほど。
先生のお人柄そのままという感じがします。

ただ飼い主さんと動物の生活が楽しくなるようにと思っています。
動物が病気になると、飼い主さんは「こうしなきゃ!」という気持ちに囚われて、自分が思ってもいない方向にいってしまう時があります。

 

冷静になれない状態ですからね。

そうならないために選択肢を多く与えたり、その人達の生活をよく見て大変な道に進まないようにしてあげたいと思っています。

 

選択肢を多く与えて逆に迷わないですか?

我々はいろいろな症例を見てこうなるんだろうなとわかるんです。
高度医療とか検査技術とかいろんな選択肢が増えて、ちょっと道を誤ると、とんでもないことになる。
それはそうだけど、「現実的にはこうすることもあるよ」とか、「これはしなければいけないよ」とかを正しく選択して教えてあげたいと思っています。

 

みなみ小金井動物病院 木村 太院長 4

 

 

治療している意識も上がりますね。

飼い主さんとずっと付き合っていくと、この人こんな人だったんたと気付かされることも多くあります。
互いに信頼関係が生まれてニコニコしてくると動物まで大人しく優しくなってくるんです。(笑)

 

「動物まで優しくなる!」はいいですね。

そうなると本当に嬉しいです。
獣医になって嬉しいことですね(笑)

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2015月07月病院の情報

病院名 みなみ小金井動物病院
院長名 木村 太院長
住所 〒184-0014 東京都小金井市貫井南町2-1-20
最寄り駅 JR中央線 武蔵小金井駅 徒歩19分
電話番号 042-387-1218
診療時間 (月・火・水・木・金・土) 午前9:00~12:30  午後16:00~19:00 (日・祝) 午前9:00~12:00
休診日 年中無休
診療対象動物 犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスター※特殊動物はご相談ください
ホームページ http://www.minamikoganei.com
SNS http://minamikoga.exblog.jp/