白石動物病院 白石陽造院長のインタビュー
・飼育相談
・健康チェック
・爪切り
・肛門腺絞り
・検便チェック
※ この画面を印刷して医院までお持ちください。
『セントバーナードって言ったら、
おじさんが寝っ転がっている感じですよね(笑)』
狭山で開業したのはどうしてですか?
同僚の同級生の弟が狭山で開業していましたが、
事情により3ヵ月で続けられなくなったんです。
その時に代わりを探していたので引き継ぐことになりました。
始めての開業がこちらというのは勇気がいりますよね?
そうですね(笑)
縁もゆかりもない土地でしたし、
知り合いも親戚もいなかったですからね。
何というか流されるというか、
たまたまのご縁やタイミングというものを大事にしてますね。
小さい時から動物は飼っていたんですか?
ずっと犬がいました。
それと鳥も。
犬は気がついたらいましたね。
子供だったので散歩も気が向いた時でしたね(笑)
その時から獣医になりたいと思っていたんですか?
ちょっと覚えていないのですが、
動物病院という存在を知ったのが小学生の2,3年生だったんです。
「動物にも病院がある!? えーっ!」って感じでした(笑)
そして「これ!しよぉ~」ってな感じですね。
こんな仕事もあるんだなぁって。
でも小学生だからそんな想いはすぐ忘れちゃうんですよ。
動物病院がある場所も学区外にありましたから。
獣医さんの仕事を見る機会は飼っていた子の時ですか?
それが違うんです。
鴨が散弾銃か何かに打たれて田んぼに逃げて来てたのを見つけたんです。
それを捕まえて動物病院に連れて行った時ですね。
その時「おぉー、やっぱりこの仕事やなぁ!」って思いましたね(笑)
動物との関わり方も昔と今はかなり変わったと思いますが、
具体的にどう変わったと思いますか?
そうですね。
より「人の命」との差が無くなってきていると思います。
そうすると治療の前の診断部分で、もう駄目かもしれないけど、
何故駄目なのかを知りたいとか。
駄目そうな病気でも、飼い主さんは「はい、そうですか」とは引き下がらないというか。
そういう部分が「人の命」との差が無くなっているんだなぁと思いますね。
とっても良い意味で昔と違っていますね!
そうですね。
私が開業した頃は26,7年前になりますが、
手術をしても助からないでしょう!と伝えたら、
当時はそのまま諦めてた人が多かったんですが今は違います。
「じゃあ、これをちゃんと何であるかチェックしましょうか?」
「他に打つ手立ても考えていきましょう!」という具合に変わってきています。
HPで「どんな些細なことでも相談して下さい」と書いてありましたが、
飼い主さんに気軽に相談してもらう為に心掛けていることはありますか?
友達というか親しげに喋べっちゃうんですよね。
結構冗談とかも(笑)
関西人だからしょうがないんです!
ボケとかちょっとかましとかないといけないですしね(笑)
何かあるとツッコンどかないと~とか!
飼い主さんがボケ、ツッコミに慣れていれば私も嬉しいんですが、
ポカ~ンとされることもありますよ。。。
容易に先生と飼い主さんのやり取りが想像出来ます(笑)
先生の診察はどんな感じでしていますか?
今はちょっと病院も大きくなったので後ろから見てるって感じですね。
おかしなところがないかって見てるのが主体です。
全体を見る為に後ろで「何してんねやろぉ~」って感じでウロウロしてます(笑)
飼い主さんと直に接するのが少なくなっています。
スタッフさんは何人ですか?
獣医は10名です。
看護士さんは獣医よりちょっと少ないくらいですね。
獣医さんが10人は多いですね。
人によって色々な診療のスタイルがあると思いますが。
そうですね。
個を伸ばす為にうちは放任主義なんです!
それにうちの病院の診察は個室ではないんですよ。
仕切り戸もなく、個室もなくですか?
個室で分けていると中で何をしているのか見えないんです。
飼い主さんが並んでて、獣医が並んでて、色々な人がウロウロしています(笑)
個室だと中々入りずらいじゃないですか!
でもうちは自分が見たい時に見れます。
勤務一年の人でもどこでも好きなところを見れるので伸びるのが早いんです。
仕切りもないから見渡せるんですね。
そうですね。
その気になれば一気に6か所が見れますからね。
情報共有が一瞬なんですよ。
難しいお話しをする時の為に勿論個室はありますょ。
仕切りもない部屋で動物同士の喧嘩はないですか?
それがないんですよ本当に!
ただ、どんな子にも喧嘩を売るとんでもない子は、
外に繋いでそこで診察したりしますが。
でも今はほとんどそんな子はいないですね。
「しつけ」に関しても昔と今では変わりましたね!
本当に変わりましたね。
猫もそうなんですよ。
開業当初は袋に入れたままで、怖くて触れない!なんて良くありましたけど。
今は袋に入れたままで診察をする子なんて一日で一頭もいないですからね。
本当に楽になりましたよ。
勤務医だった頃、農家さんのところに犬のワクチン注射を打ちにいく時は、
デカいバスタオルや毛布を持って犬の首根っ子を掴んで打っていましたからね(笑)
当時はそんな犬ばっかりでしたよ。
飼い方が変わったということもありますよね。
小型犬、中型犬になったのもありますが関わりがより強くなったから、
例え外飼いと言っても飼い主さんが制御できるようになったんでしょうね。
昔と比べたら今は本当に楽ですよ!!
殺処分の数も減ってきたとは言え、まだまだいます。
互いに動物と幸せに暮らしていく為に飼う前の人に対してアドバイスはありますか?
「先のことを考える!」ことですね。
その瞬間の「可愛いなぁ、欲しいなぁ」だけではいけないんです。
それを痛感した出来事はありますか?
ありますね。
若いアパート暮らしのご夫婦でしたけど、
セントバーナードの子供を「可愛いから」って買ってしまったんです。
大きくなるのが、ずっと先のことだと思っていたようなんです!
セントバーナードって言ったらおじさんが寝っ転がっている感じですよね(笑)
そして一年後にその家にはいなかったですから。
結局、他の人にあげたって言ってましたね。
だからその子と暮らすことの「先々を考えて」からなんです!
飼う前に「先のことを考える」は勿論ですが、
犬を買ったら家に連れて行く前に動物病院に来た方がいいですよと伝えています。
とにかく、外部寄生虫、内部寄生虫はお金を払って「一緒に買ってる」ぐらいのものなんです。
具体的にどういうことですか?
犬の値段のうち600円ぐらいが回虫で、800円ぐらいがダニかもしれない。
ペットショップもブリーダーもわざわざ虫付きで売りたいわけではないのですが、
犬の値段に寄生虫の値段も入っていると思った方がいいんですよ。
必ずついてしまうんですね!
そうですね。
いくら頑張っても寄生虫がどこで、何からもらったかはわからないんです。
だからそれを家に持ち込んでばら撒く前に、しっかりチェックして駆除する!
また検査して見つからなかったらそれはそれで良かったということなんです。
どんな些細なことでも相談に乗りますので、
気軽に来てもらえたら嬉しいです(笑)
今、一番興味あるのはなんですか?
テニスですね(笑)
中高でやっていて大学ではちょっとだけでテニスよりバイトばっかりしてましたね。
それからなので、30年のブランクがありますよ。
そのブランクでよく走れますね?
走れませんよ・・・(笑)
意識は前に行っていますが、体が一歩遅れちゃって(汗)
「あぁ~あぁ~」って感じでしたね。
最初やった時は15分やったら目の前が真っ暗になって。
体から血の気が引くし、目の前に星が飛んだりして。。。
一時間復活できなかったですから。
結局その時間は体が使い物にならなかったです(笑)
テニスで食べていこうなんて思ったこともありました?
高校の時は頑張らなきゃいかんと言う時に逃げたい逃げたい!でしたから。。
思わなかったですね。
獣医は違いますか?
違いますね!
獣医に向いている人ってどういう人だと思います?
動物が好きで情熱をもってやれる部分と、スコ~ンと忘れられる部分は必要ですね。
引きずらない人が向いていると思います。
それ必要ですね(笑)
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犬猫を飼う前に!
保護犬、保護猫を家族に迎えるという選択肢を!
2015月08月病院の情報
病院名 | 白石動物病院 |
院長名 | 白石 陽造院長 |
住所 | 〒350-1304 埼玉県狭山市狭山台4-33-2 |
最寄り駅 | 狭山市駅 |
電話番号 | 04-2958-9699 |
診療時間 | ■(月・火・水・金・土)AM9:00-12:00 PM4:00-7:00 ■(木・日)AM9:00-12:00 PM4:00-7:00「完全予約制」です。 |
休診日 | 祝祭日 12月31日~1月3日 |
診療対象動物 | 犬・猫・小鳥・ウサギ・小動物・その他の診療 |
その他 | 駐車場 14台 |
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